アラフォー平凡女子の  一級建築士 挑戦blog

~一級建築士資格に挑戦した3年半の体験記~

一級建築士【製図】課題文の読み取り方

「課題文は何回読めば良いのか?」

「マーカーの引き方は?」

「20分で終わらないんだけど、、」

 

など、、試行錯誤をしている人は多いと思います。

 

 

こんにちは、ことりです。

 

私は2022年に一級建築士合格しました。

 

学科は独学で2回目に合格

製図は1回目は、独学で不合格

2回目に大手資格学校に通い、合格しました。

 

エスキスを細かく手順化し

改良を重ね、合格した年の本試験では

 

課題の読みとり  20分

エスキス    110分

記述       55分

作図      165分

見直し時間    40分

合計 6時間半( 390分)

 

という時間配分で合格をすることができました。

 

今回は、凡人の(高学歴ではない)私が、合格した年にしていた

課題文の読み取り方マーカーの引き方について

書きたいと思います。

 

エスキス手順についても書いています😊 ↓

kenchikushi-zyoshi.hatenablog.com

  

  目次

 

課題文は何回読むべきか

 

「課題文は、読み落しを防ぐためにも3回読むべき」や

「1回の本気読みで良い」など

色々な意見がありますが、何が良いかは人それぞれで

本人の情報処理能力によると思います。

 

私は、不合格だった年は、1回の本気読みにしていましたが

緊張と情報処理能力の低さにより

うまくいきませんでした。

 

そして、2度目の合格した年2回読みに変更をしました。

 

手順は、

 

1回目は左上から右下まで課題文の並びの通りに読み

マーカーで色分けをしていきます。

 

1回目は緊張もしているので

深く考えず、作業的な感じでマーカーをします。

敷地図はざっと目を通す程度です。

 

 

2回目も左上から右下まで課題文の並びの通りに読みます。

そして、下記の検討をしていました。

 

・左上の一番最初に書いてある部分は、よく読んで

 この計画には何を重要視しているのかを把握しておきます。

 

・1回目でマーカーを付け忘れている部分にマーカーをします。

 

・敷地図を見て理想的な主出入口と、管理の出入口の検討をします。

 

・塔屋がある場合とない場合の建物高さの検討をします。

 

・建物高さより、道路斜線に当たらないためには最低何mの壁空きが必要か

 検討します。

 

(尚、私が合格した年の設計課題は「事務所ビル」でしたので

居室の採光の検討はしていませんでしたが

課題によっては必要です。)

 

そして、本当は3回読みをしたいところでしたが

3回も読むと20分では収まらず、時間オーバーをしてしまい

後々の手順に悪影響を及ぼしていましたので

私の場合は、2回読みにしていました。

 

 

マーカーの色分け

 

マーカーの色分けは3色

ざっくりとこんな感じでしていました。

 

ピンク : 絶対重要事項 (階数指定や〇〇㎡以上など)

黄色  : その他重要事項

オレンジ : 繋がり条件 (何と何が隣接、直接行き来など)

 

もっと細かく色分けをしていた時もありましたが

20分では収まらなかったので、最終的に3色になりました。

 

実際の本試験での課題文用紙です↓ 汚くてすみません💧

 

 

まとめ

 

私は、情報処理能力が低く

課題文を読んで、立体的にプランを想像しすることができなかったので

 

課題文は2回読み作業的にマーカーで情報整理をして

建物高さや、理想的な出入り口や管理の出入口を想定をして

それらを見ながら作業的にエスキスをしていました。

 

課題文の中に、いつもと違う意味不明な言葉や条件があっても

課題文の読み取り段階では深く考えず

作業的な感じで進めていました。

 

ちょっと考えるだけで、あっという間に20分オーバーしてしまいます。

 

受験生の中には、課題文をさらりと読んだだけで

条件がある程度整理できて

脳内でざっくりとプランができる天才的な人もいるようです。

(うらやましいです、、)

 

人それぞれの元々の能力によって、最適な方法が異なるので

色々試してみて、自分に合った方法を見つけることが大切です。

 

このブログが、一級建築士を目指す、誰かの少しでも

お役に立てれば幸いです✨