アラフォー平凡女子の  一級建築士 挑戦blog

~一級建築士資格に挑戦した3年半の体験記~

一級建築士【製図】試験でのミス

 

一級建築士【製図】で、ミスが一個もない人って

ほとんどいないと思います。

本試験でも、みんな何かしらのミスはしてしまうと思いますが

 

合格者は、いったいどの程度のミスをしているのか?

 

一級建築士【製図】試験は本試験後、合格発表の際に

試験元より、模範解答例が公開されますが

受験者達の図面のどんなミスが、どのくらいの減点になっているのか

実際のところは分かりません。

 

こんにちは、ことりです。

 

私は2022年に一級建築士に合格しました。

 

学科は独学で2回目に合格

製図は1回目は、独学で不合格(ランク3)

2回目に大手資格学校に通い、合格しました。

 

今回は、私が不合格だった年におかしたミスと

合格した年におかしたミスについて書きたいと思います。

 

 

 

不合格だった年に、おかしたミス

製図1回目の設計課題は、2021年(令和3年)

「集合住宅」でした。

独学しましたが、結果はランク3不合格でした。

 

おかしたミスは

・基準階平面図は、3階を書けという指示があったが

 階段の書き方を最上階の階段の書き方にしてしまった。

・道路斜線、東西2か所書く必要があったが、

 1か所(厳しい方)しか書いていなかった

・地盤改良の断面を、斜めに書いてしまった(段にするのが正解だった)

・基準階をツインコリドール型としてしまった為

 プランがうまくまとまらず

 無駄に広い廊下や、いびつな形の屋上庭園となってしまった

・学習塾、約400㎡に対し、-10パーセントの360㎡を

 若干下回っていた。

・歩道の切り開きを、必要ない場所に書いてしまった

 

こんな感じでした。

一発アウトと言われているミスはしていなかったと思いますが

減点の大きいミスの積み重ねで、不合格となってしまったんだと思います。

 

また試験元や、資格学校の模範解答例は、

どれも片廊下型ばかりで

私のようなツインコリドール型の解答例は

一つもありませんでした。

住戸の並べ方で、失敗してしまいました。

 

合格した年に、おかしたミス

製図2回目の設計課題は、2022年(令和4年)

「事務所ビル」でした。

 

大手資格学校の長期講座に通い、建築資格研究会さんの予測課題も併用し

エスキスの手順をインターネットや書籍などでも研究しました。

この年に、何とか合格することができました。

 

おかしたミスは

・建築物から、敷地境界線までの最小後退距離の書き忘れ

・道路に面する出入口からの避難経路がクランクしているが

 有効幅員を書いていない(講師には問題ないと言われました)

・PC梁の梁せいをH900とした(講師には、減点の可能性がある

 と言われましたが試験元の模範解答例もH900だったので問題なしと

 思われます)

・テラス席の(席)を書き忘れたかも?

・最上階平面図の階段の書き方を間違えたかも?

(受かっていたので、間違っていなかったかもです)

・シェアオフィスの貸室c(定員1名程度)の室の面積が狭すぎる

 (資格学校では、若干の減点といわれました)

 

こんな感じでした。

 

不合格だった年と比べて

プランはいい感じにまとまって、無駄スペースやいびつな室は無かった

と思います。

 

建築物から、敷地境界線までの最小後退距離の書き忘れですが

この特記事項は、この年に初めて要求されたので

減点は少なかったのかもしれません。

 

今後は減点が大きくなるかもしれません。

 

また、この年は、基礎地盤GLー20mが初めて出題され

正解は、杭基礎だったのですが

地盤改良にしてしまった人で、合格している人もいたようです。

基本的には、初めて出てくる要求は

ミスをしても大減点にはならないようです。

 

一方で

2022年の「事務所ビル」ではセキュリティを考慮していなかった人は

不合格である傾向があったようです。

その年の設計課題によって、何がプランに重要視されるのか

(セキュリティなのか、プライバシーなのか、、)

そんなこともしっかり分析しないといけないようです。

 

今回は、以上です。

 

このブログが少しでも、一級建築士を目指す誰かのお役に立てれば、幸いです✨

 

 

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